エンジンラジコンバギーの魅力

エンジンラジコンバギー。ストレートスピードは条件次第で最高速は時速60キロを超え、スケールスピードは480キロオーバーに達する。

その魅力を超クルマ好き&ラジコン好きの筆者が徒然とつづってみました!

土だからこそ楽しいエンジンラジコンバギーの魅力とは?

ラジコンにはモーターで走る電動と、エンジンで走るエンジンカテゴリーが存在します。

みなさんは電動、エンジン、どちらがお好きでしょう?

わたしはクルマ好き、それも気持ちいいエンジン好きなので、ラジコンもエンジンカテゴリーの方が好きです。とはいえ、エンジンラジコンはハードルが高いと思っていませんか?

確かに、エンジンラジコンバギーはいわゆるエントリーレベルは存在せず、最もリーズナブルなものでも3万円程度。今回深く掘り下げるエンジンラジコンバギーに至っては4万円程度が最低ラインです。

なので、お気軽に始めようとは思えないことは否めません。

ですが、その価格以上の魅力があるのがエンジンラジコンバギーです。その世界をたっぷりとご堪能ください。

スケールスピード480km/hの世界は刺激的

1/8スケールのハイスペックモデルのエンジンラジコンバギーのストレートスピードは60km/hを軽く超えます。エンジン界定数は40000回転。車でいうパワーウェイトレシオは1.4ps/㎏。

実車でいえばF1には及ばないものの、日本のスーパーGTのGT500クラスの1.7ps/㎏を上回ります。トップスピードこそ80km/h程度ですが、加速力なら実車レーシングカーとも渡り合えるレベルです。

電動ラジコンも同クラスであればその速さは変わりませんが、エンジンラジコンバギーの魅力は速さだけではありません。エキゾーストノート、エンジンならではのニオイなど実車さながらの迫力と空気があることが、エンジンラジコンバギーの魅力です。

それは本当に「刺激的」

日ごろのストレスだって、思いっきり発散出来ますよ!

楽しさでいうなら、電動ラジコンも楽しいです。ですが、エンジンラジコンは電動カテゴリーにはない「エモーション=感動」があります。

オフパワーが日本代理店となっているAGAMAのワークスドライバーBloomfield選手の走りがこちら

エンジンラジコンバギーのコスパは高い!?

エンジンラジコンバギーは1/10サイズと1/8サイズがあります。海外では1/5もありますが、一式揃えると価格が20万円を軽く超えるので、日本ではあまり見かけません。

では、1/10、1/8どちらを選ぶべきか? 考えてみます。

1/10は一応エントリーモデル

エンジンラジコンバギーはことのほかタフです。かなり負荷をかけても、少々転がろうが、こけようが意外と壊れません。車重は大抵の場合電動より重く、作りがしっかりしています。

このあたりの丈夫さはエントリーモデルの1/10カテゴリーでもかなりのレベル。アグレッシブに走りたいのであれば、エンジンラジコンバギーはアリです。

迫力の音、豪快な走り。などなど魅力たっぷりです。

とはいえ、最低でも3万円。ちょっと性能の高いものを求めるなら4万円程度は覚悟が必要。電動の1/10バギーが1万~2万円程度で手に入ることを考えると高いですかね・・・・。ですが、それだけの価値はあるとわたしは思います。

本格的に走らせるなら1/8カテゴリーがおススメ

オンロードのエンジンラジコンでは1/10カテゴリーのレースなども数多く行われています。1/8は日本ではマイナーですが、オフロードでは1/10カテゴリーのレースはほとんどありません。

日本各地にあるオフロードサーキットも1/8=ハチイチバギーを走らせることを想定しているコースがほとんど。それだけにユーザーもそこそこいます。1/10バギーをはるかに凌駕する迫力と速さは、やはり魅力です。

ハチイチバギーは実車さながらのセッティングが可能で、腕や好みに合わせて調整することも可能。

スプリング、タイヤ、エンジンなどなど交換して自分好みのマシンづくりも出来ます。またボディカラーもオリジナルにすると、ワクワク感満載のオリジナルマシンに仕立てられます。

オンロードラジコンも同じような楽しさはありますが、土の上だからこその迫力があります。そしてバギーの魅力は三次元の世界を制する楽しさがあります。

コースによっては多彩なジャンプがあり、豪快に飛ぶセクション、スピードとライン取りを合わせて飛ぶジャンプなどがあり、繊細かつ正確なアクセルワークとステアリングワーク、姿勢作りなどが求められます。

わたし自身はイメージだけはあるんですが、腕が伴わずヘナチョコなんですが、それでも楽しい! 2018年は腕磨きをちょっと本気でやろうと思ったりしています。

さて、話を戻すと、オフロードエンジンバギーならではの楽しさを堪能するならハチイチバギーが良いでしょう。

実際にゼロから始めるとなると、かかる費用はこんな感じです↓

エンジンラジコンバギー導入費用

●キット 6~7万円程度
●エンジン 3万~4万円程度
●タイヤ 7000円(1台分)
●プロポセット 2万円程度~
●受信機用バッテリー 4000円(1個)
一個で30分程度走行可能
●燃料代 4000円(4L缶)
●始動用工具など 15000円程度
総額 約14万円。。。

結構高いと思われたかもしれません。ですが、燃料一缶で200分以上は走れますので、たっぷり一日走れます。その他に受信機バッテリーが5個程度あれば、へとへとになるぐらい走行できてしまいます。

そしてハチイチバギーのすごいところは、壊れないことです。価格が高いこともあり、とにかくタフ。交換パーツはロアアームや駆動系パーツのみで、それもかなりライフは持ちます。

一度手にしてしまえば、意外とランニングコストは高くありません。

さすがにレース三昧となると、消耗しているパーツでは上位入賞が難しいなんてこともありますが、まずは手にして練習メインであれば、コストはそこそこといった感じです。

消耗品価格(参考)

●ロアアーム類1台分3000円程度
●駆動系パーツ一式 15000円程度
●エンジン用プラグ 700円程度
●タイヤ(練習用)4000円程度
●燃料 4L缶 4000円程度

走る量に寄りますが、タイヤは通年持ってしまうようなモノもあります。アーム類や駆動系も1年一回しか変えないというドライバーもいるくらい丈夫です。プラグについては、これがないとエンジン回らないので予備はそこそこの数を持っていたほうが良いと思います。

実際、オフパワーが輸入しているAGAMAはとても丈夫で、年間かなりのレースに出ているドライバーもほとんどパーツ交換はしなくても走れるとのこと。

最初は高い、でもハチイチバギーは、楽しさ、爽快さ、豪快さ、操る喜びは他のホビーではなかなかないと思いますよ!

というわけでエンジンラジコンバギーのメリットとデメリットを考えてみます!

エンジンラジコンバギーのメリット&デメリット

メリット

1 迫力のサウンド
2 電動ラジコンより丈夫
3 バッテリーは受信機用のみで安価
4 燃料さえあればたっぷり走行可能
5 豪快な走りでストレス発散ができる

デメリット

1 走らせるコースが少ない
2 日本には屋外コースしかないので雨が降ったら走れない
3 メンテナンスがちょっと大変
4 うるさいと言えばうるさい
5 やはり高い

やはりデメリットは最初のハードルと、買ったはいいけどなかなか走らせる機会を作るのが難しいということでしょうか?

せっかく買ったのにということになりかねない。確かにそうかもしれません。

ですが、日常を忘れ非日常を体験できるのでストレス発散できるというのは、わたしにとってはとっても価値があることです。実車さながらの迫力と音がアドレナリン全開にしてくれるのも良いなあと。

それから、コースで知り合う走り仲間がイイ人がほんとに多いです。初心者にも親身に教えてくれる方ばかり。

他の趣味でもそうですが、仲間ができると、本当に楽しいですよ。

それから、息子さんがいるなら! 親子で楽しめるのもラジコンならでは。お父さんがメカニック兼ドライバーで子供さんをサポート。親子関係も良くなるような。。。

実際、世界チャンピオンでもお父さんがメカニックという方、結構多いんです(笑)。

ストレス発散、楽しい仲間、良い親子関係。こんな非日常を楽しめるのもエンジンラジコンバギーならでは。

お母さんが「うん」といわないです? そうかもしれません。

実際、お母さん大変ですもんね。家事はお母さん中心だし、休みの日ぐらい色々と手伝ってほしい。そんな時に男手がないとなると、お母さんは大変。

仮に許してくれて、一式購入できたとしても、必要なパーツが買えない。家族サービスもしなきゃ。。

家族のいる方だと、ラジコン三昧というのは難しいでしょうが、たまの非日常でストレス発散して、力をもらって日ごろの仕事と家族サービスを頑張るエネルギーにしてください。お母さんには申し訳ないですけど。。

オフパワーでは、いちおう冠レースをやっております。これまでは来ていただいた方に喜んでもらえるようにプレゼントとか用意していたんですが、今年からは送り出してくれたお母さんが喜んでくれるようなプレゼントを考えています。お米とか、北海道ならではの美味しいものとか・・・・。

ラジコンをやる人も、応援してくれる人も、少しでも幸せを感じて欲しいなあと思います。

話が少しそれたので、戻します!

ハチイチバギー用エンジンのスゴさ

ハチイチバギー用のエンジンは排気量が3.5㏄。最高出力2.5ps。最高回転数は40000回転を超えます。

燃料は専用燃料を使います。原理的には焼玉エンジンに近く、燃焼熱でプラグを発赤させることでエンジンが回ります。

去年の4月に雪が解けた駐車場でウェアラブルカメラのテストをした時の動画がこちら。

結構、いい音してました。この爽快感はさすが40000回転の世界だなあと思います。

大事に使えば、洋物エンジンだと50Lは行けるので、年間一機で済むという方も多いはず。国産エンジンは性能は素晴らしいですが、洋物に比べるとライフがちょっと短いようです。なにやら採れる金属が違うとか言われています。

指に付くレスポンスやリニアリティを重要視するなら日本の世界ブランドOSベースのエンジンがおススメ。

OSエンジンベースのスペインブランドUltimateエンジン。

耐久性を重視するなら、イタリアンブランドNovarrosiがおススメです。OSに比べて1.5倍近いライフを誇ります。
※使用状況により異なります

NovarossiベースのUltimate M4Rいま、市場で手に入るエンジンはどれも素晴らしい性能を持っています。実績でいえばOSエンジンやイタリアのREDSが良いようです。

ですが、エンジンもメーカーならではの個性があります。オフパワーはその個性や味を多くの方に味わってもらいたいという願いから、OSベースのUltimate、NovarossiベースのUltimate、PiccoベースのRC Concept、Tritonを扱っています。どれもいいエンジンです。

最近のエンジンの傾向はパワー&トルクがあるのに燃費が良くなっていること。またキャブレターも進化していてエンジン調整もカンタンになってきました。

刺激と実用性のバランスを極めた至高の工芸品といえるかも?

エンジンオフロードバギーのブランド

エンジンオフロードバギーは数社のメジャーブランドが多くのシェアを持っています。

代表的なブランドが、日本の京商と無限です。それにつづくのがLosi、Hotbodiesあたりでしょう。

ただ、日本ではLosi、Hotbodiesはパーツ供給が良くないために、実質、京商と無限のみといってよい状況です。

海外ではその他のブランドではスロバキアのXRAY、アメリカのAssociateあたりが、そこそこのシェアを持っています。日本でも手に入るモノの、コスト高なのがネックかも知れません。

それに続くのが、オフパワーが入れているAGAMAです。台湾のメーカーですが、エースドライバーのBloomfield選手は国際レースでAメインの常連。2015年にはヨーロッパ選手権で準優勝しました。イギリスではタイトル争いの常連です。

オフパワーがAGAMAを入れている理由の一つにパーツ供給がしっかりしている点です。本国メーカーの供給力を活かせていないのはオフパワーの問題なんですが、うちに資力があれば京商や無限に負けない供給体制を作れる基盤を持っています。

もちろん、走りもなかなかでメジャーブランドに割って入るポテンシャルを持っているのも、5年以上もオフパワーが日本に入れている理由のひとつです。

AGAMAのエースドライバーBloomfild選手がこのレースでは二位獲得

しかし、多勢に無勢、京商や無限はワークスドライバーが各地にいてセッティング情報なども豊富。AGAMAはその点ハンデがあります。。

また走りの面で良いのがJQです。今はどうかわかりませんが、パーツの耐久性にやや難ありとのこと。オフパワーでも一時期扱っていました。

というわけで、日本でエンジンオフロードバギーを始めるなら、京商、無限が無難でしょう。もちろん、AGAMAもおススメですが、やはりちょっとマニアックです。

人とは違うブランドをという方にはAGAMAはおススメです。

エンジンラジコンオフロードバギーまとめ

ちょっと宣伝? という内容が多かったかもしれません。

ですが伝えたかったのは、エンジンラジコンオフロードバギーは「楽しい」ということ!

値段は高いですけど、ストレス発散と体験できる非日常は、価値があると信じています。
ラジコンをやるために仕事も頑張る! 家族サービスも頑張る!

いいじゃないですか!!!

2018年エンジンラジコンオフロードバギーデビューを、オフパワーは応援します!

 

 

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