Ultimateブランドのマフラーチョイスの極意

Ultimateの最新マフラーはエンジンのポテンシャルを発揮すべく開発されています。昨年リリースされた2141と2142は、これまでのNovarossiベースエンジンだけでなく、OSベースのM3シリーズにもマッチするよう開発されています。

事実、Montepellier2018ではJuan Carlos選手がUltimate M3Tと2142の組み合わせで2位をゲットしました。ModelixではM3シリーズには2141を推奨しています。

今回、Juan Calros選手は、どうしてM3T+2142でレースに臨んだのか!? その秘密に迫ることでUltimateマフラー選びの極意を見つけ出します!

オールラウンド対応Ultimate2141マフラーセット

この2141の最大の特徴はランタイム向上です。約1分程度マイレージが伸びることがUltimateワークスドライバーのテストで証明されています。

そして、低速からトップエンドまでリニアなトルク特性を発揮。UltimateはOSベースのエンジンとベストマッチマフラーとして推奨しています。

もちろん、その中にUltimate M3Tも含まれています。選んで間違いのないマフラーセットです!

オフパワーのテストでも、M3Tと非常に良いマッチングであることがわかっています。

OS純正のマフラーでいえば、2090と2060の中間といえるかもしれません。OSのコンボセットではB2102ではトルク型の2090。XZ-Bにはオールマイティな2060がチョイスされています。

1 パワー
2 トルク
3 レスポンス
4 リニアリティ
5 トップエンド

グレートトップエンドマフラーUltimate2142

2142マフラーはもともとはNovarossi系Ultimateエンジン向けとして推奨されています。しかし、今回Motepellier2018ではJuan Calros選手はUltimate M3Tに使ってきました。

どうして? と疑問に思った私は、Modelixに聞きました!!

その回答は。今回のコース、コンディションでは2142の方が有利だと判断したからというシンプルな答え。

聞いてみれば当たり前は当たり前なんですが、2142がどんなマフラーか改めて知る機会となりました!

2142がUltimateラインナップ中最強のマフラーなワケ

2142マフラーが出た時、形状やModelixのリリースを読んだときに、トルク型のマフラーで上の伸びは2141の方が上! と勝手に思っていました。

今回のレースでのModelixとのやりとりで、それは大きな勘違いだとわかりました。

2142はパワー、トルク、リニアリティ、そしてトップエンドの伸びは2141以上なんです。唯一、2141に劣るとしたらランタイム。

今回のMontepellierでは優勝したBatlle選手、2位のJuan Carlos選手ともに給油回数は7回。Batlle選手は7分半給油のルーチンでピットインしていました。一方のCalros選手はほぼそのすべてを8分30秒程度で給油。もっとも長い時は9分15秒給油でした。

ランタイムが9分いけるならピットインの自由度で困ることはないでしょう。つまり、ランタイムが劣ると言っても必要にして十分なマイレージ性能を持っているわけです。

1 パワー
2 トルク
3 レスポンス
4 リニアリティ
5 トップエンド

Ultimateマフラー選びまとめ

ご承知の通り、Ultimateは昨年OSベースのM3シリーズをリリースしました。その開発の際に重要視したのがベストマッチのマフラーを創り上げること。

UltimateのM3シリーズはOSベースとはいえ、Ultimateのこだわりを投入しています。

・フィン付きオリジナルキャブ採用によりイージーセッティング&安定性を実現
・硬質アルミ採用のバックプレートでコンロッドライフを改善

結果、ベースとは異なるフィーリングを達成しているエンジンです。

今後、Calros選手はXZ-BベースとなるM3Sをメインにするとのこと。マフラーはUltimate2141メイン。パワーを必要とするトラックではM3S+Ultimate2142のチョイスもあるという話です。

Ultimate2141と2142があれば、コースに合わせたエンジン特性を手にできる! OSエンジンにもぜひ試してほしいマフラーセットです。

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