2018年2月気温10度でのタイヤセレクト雑感

またまたMontepellierネタです。各ドライバーのセットアップシートが出揃ってきたので、タイヤセレクトについて考えてみました。

2月、気温10度のタイヤセレクトについて考える

各社、気温、コンディションに応じて色々なタイヤを用意しています。そしていまやそれぞれのメーカーとも同じパターンを揃えてくるケースがほとんど。

今回は、AKA、Proline、Jconcept、Procircuit、Hotraceのタイヤがわかったので、結果と合わせて色々考えていきます。

AKAドライバーOngaro選手のセレクト

3位表彰台をゲットしたAKAドライバーのOngaro選手。セットアップシートがようやく公開されました。

決勝に選んだのはDouble downのスーパーソフトです。前半の速さに比べると、後半ややタイムが落ちていく傾向にありました。

 

とはいえ、102周目に33秒台を出していることからも、大きくグリップダウンしたわけではないようです。

ラップを分析すると33秒台20回、34秒台56回、大きなミス10回もう少し詳しく見ると30周までに33秒台6回、30~60周で33秒台10回、60~ラストで33秒台4回という結果でした。

このタイムの変遷が他のブランドと比べてどうなるでしょう?

ProlineドライバートップBerton選手

残念ながら、TQを獲得したRiccardo Berton選手のMontepellierのセットデータは現時点では見つけられていません(2018/2/16現在)。

そこで、Elliot Boots選手のFacebookの投稿を拝見したところ、レースではフォージティブでコンパウンドはX3だったとのこと。投稿の中でもX3ではなくM3をセレクトすべきだったと感想をコメントしていました。

Boots選手のタイムを見るとベストラップこそ33秒824ですが、33秒台はその一回のみ。

そこで、Berton選手のラップチャートに目を移すと。。33秒台は10回。最後に記録したのは43周目。その後34秒フラット、34秒1といった34秒前半は記録していたものの、上位三人が後半まで33秒のラップを連発していることを考えると、後半のタレがあったのではないでしょうか?

実際、Boots選手もM3を選んだとしても最後まで持ったかどうかわからないとコメントしています。これらの情報を総合的に考えると、Berton選手はM3を選んだ可能性が高いのではないでしょうか?

実際には、ソフトの推奨温度は気温21~32℃となっており、今回の気温10℃であれば本来はM4の領域です。レースでは持たないかもしれませんが。。。

Jconceptはどのモデルでレースに臨んだのか!?

Jconceptでトップゴールを果たしたRonnefalk選手のデータは残念ながら公開されていないようですが、8位のSavoya選手のデータが公開されています。

セレクトしたタイヤはReflex。コンパウドはスーパーソフト(グリーン)

 

Ronnefalk選手、Savoya選手とも決勝では速さを見せられませんでした。

一概にタイヤの問題だけではないかもしれませんが、2017年に見せたRonnefalk選手の強さはあまり見られなかった印象です。タイムチャートを見ると、コンスタントだったかも知れませんが、見せ場を作ることもできなかった感は否めません。

Ronnefalk選手は世界やEUROを制したドライバーですし、Savoya選手もEURO三連覇の偉業を達成した偉大なドライバーです。次のレースで、また見せて欲しいと思います!!!

HotRaceがもしかして最強?

Hotraceタイヤで優勝したBatlle選手。以前の記事でも書きましたが、とにかく強く、速かった!

選んだタイヤはAmmazoniaのソフト

Battlle選手使用のHotraceのAmazzonia

他のブランドがスーパーソフトでのぞむ中、ソフトで速さを見せつけました。スーパーソフトなら一発はどれほどのタイムを出すのかと思わせます。

30周目まで33秒台8回、30~60周目までは33秒台8回、60~ラストまでは11回と速さ、安定性はピカイチでした!

2位ゲットしたProcircuitの実力は!?

Juan Calros選手がBatlle選手を除けば、最も強く、速かったわけですが、そのタイヤがProcircuitのAddictive。コンパウンドはスーパーソフト(P1)をセレクトしてレースに臨みました。

Canas選手使用のProcircuitのAddictive

ラップ詳細を分析すると

30周目まで33秒台6回、30~60周目までは8回、60~ラストが13回という結果。

もちろん、セッティング、ドライビングがはまったということはあるかと思いますが、後半でもっともパフォーマンスを見せたといえます。

Ongaro選手と比べると、後半の速さが際立っているように見えます。以前の記事でも分かる通り、つまりこれは後半でもタイヤはタレることはなかったといって良いのではないでしょうか?

Montepellierタイヤ雑感まとめ

というわけで、5ブランドのタイヤについて色々見てみました。

それぞれ振返ってみて感じたことは

1 Hotraceって良いかも!?
2 Procircuitはメジャーブランドと十分に渡り合える

HotraceはBatlle選手の腕、マシンの性能、セッティングの妙など、色々な要素があるとはいえ、ソフトコンパウンドでこれだけのパフォーマンスを見せました。

さすがは世界チャンプがAKAというビッグブランドから移籍しただけのことはある! オンロードタイヤも手掛けるだけあって開発力がスゴイのかも知れません。

今後のBatlle選手からは、ますます目が離せなくなりました(笑)。

Procircuitはオフパワーが日本代理店となっていますが、人気はイマイチ。その理由がゴムが固いという話です。日本では土、コースのスピードレンジなどが異なるので、一概には言えないのかも知れませんが、持っているポテンシャルは高いということが改めて感じられました。

実際、ラスベガスの世界戦ではBatlle選手、Ongaro選手が大活躍しましたし。。

セットさえ出せば、メジャーと戦えるのではないか!? Procircuitが日本で活躍できるよう、日本にあったセットを見つけるべく、2018年は色々チャレンジしていきたいと思っています。

さて、今回のMontepellierは、タイヤ選びについて改めて考えさせられるレースでした。ヨーロッパチャンプのBoots選手でさえ、タイヤセレクトを間違ってしまう。

日本ではProlineかAKAがほとんどで、このコースは、パターンもコンパウンドも決まり切っているように感じます。

実車のレースもそうですが、色々なマニファクチャ―がいるから面白くなる。F1はいまやその楽しさはなくなってしまいましたが、日本のGTレースなどは各メーカーの凌ぎ合いはとても興味深いものです。

エンジンバギーでは、マシンブランドも京商、無限がほとんどという日本ですが、色々なメーカーがひしめき合って戦っている海外って楽しいなあと思います。

電動オンロードはブランド数も多く、エンジンバギーに比べると盛り上がっているように感じます。ユーザー自体が少ないし、始めるためのハードルも高いのかも知れません。

もっと多くの人にエンジンバギーの楽しさを味わってほしいです。微力ながらエンジンオフロードを多くの方が楽しんでいただけるよう頑張っていきます!!

 

 

 

 

3 Comments

  • kono より:

    nemo racing が日本にあるとは思いませんでした。

    私はテキサスでEバギーを始めました。コース走行はこれからです。電動ラジコンでテキサスで相手がいなくなり、今年になってバギーを始めました。ジャンプしたことないのでとてもおもしろそうです。
    ホームコースは、夏まではインディの予定です。その他はポーター、ソーンヒルにもお友達がいるので近いうちに参戦します。

    インディHP
    https://indyrcworld.com

    ポーター
    http://www.mikes-hobbyshop.com

    ソーンヒル
    https://www.thornhillrc.com

    頑張ってください。テキサスではアガマは大変人気があります。

    • 松永 和仁 より:

      メッセージありがとうございます。テキサスではアガマは人気なんですね。
      励みになります!

      これからも、ラジコン、楽しんでください!

      ありがとうございます。

      オフパワー
      代表 松永

    • 松永 和仁 より:

      HPもありがとうございます。

      拝見しました。エンジンバギーも走れるインドアサーキットですね。
      日本にもこんなコースがあればと思います。

      ありがとうございます。

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